ヘアトリートメントの働きと効果、髪の毛しっとり

ヘアトリートメントの働きと効果はなんとなく、髪の毛がツルツルして、しっとりしているということぐらいしか実感できない!
というのが現状ではないでしょうか?

そんなトリートメントの成分、働き、効果、成分を詳しくご説明いたします。


トリートメント、リンス、コンディショナーには、カチオン界面活性剤と油剤(油分)、
コンディショニング成分が配合されています。

カチオン界面活性剤は、自分の持つプラス(➕)の性質によって毛髪ののマイナス(➖)
部分に強く結合します。

新油基は油と同じ構造になっており、同時に油分が薄くつくので、毛髪全体が油の膜で覆われたようになります。


親水基は、水を強くつなぎとめることができるため、
静電気の発生を抑えることができます。

このような作用により、トリートメントをすることで毛髪全体が柔らかくしっとりと落ち着くようになります。
さらに、コンディショニング成分などを補うことで、健康な毛髪に近づいていきます。


通常トリートメントはリンスよりも油分やコンディショニング成分の配合が多いため、
ダメージ毛にはトリートメントが適しています。


コンディショナーは両者の間の機能を持っています。
以前は、表面を整えるのがリンス、内部ケアをするのがトリートメントと区別されていましが、
現状ではトリートメントに表面ケアの機能を持たせているものが多く、
リンスの使用頻度が少なくなりつつあります。

洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)

洗い流さないトリートメントは、毛髪の表面を整えると同時に、ブローやコーミングから毛髪を保護します。

また、洗い流さないという特徴を活かし、油分やコンディショニング成分が徐々に浸透して、
毛髪を補修します。

使った感じは、髪がサラサラしてトリートメントの油膜が張って髪がしっかりした感じになり、ハリやコシが出てくる感じです。

特にクセ毛の髪には相性が良く、まとまりがよくなりクセが伸びた感じです。

洗い流さないトリートメントを知ってしまったら離せないへケア商品になります。

洗い流さない髪のトリートメント

トリートメント剤の構成成分

構成成分 配合目的 一般的な原料名
界面活性剤 きしみをなくす
静電気防止
カチオン界面活性剤
コンディショニング成分 きしみをなくす
毛髪を保護する
カチオンポリマー
タンパク質誘導体
シリコーン誘導体
アミノ酸
多糖類
油剤 油分補給
増粘効果
天然油脂
エステル油
高級アルコール
ワックス
毛髪保護剤
湿潤剤
毛髪保護
補修
タンパク質誘導体
多価アルコール
多糖類
香料、その他 商品の特徴づけ
安定化
香料剤
紫外線吸収剤
清涼剤
酸化防止剤
金属封鎖剤
防腐剤 商品の安定化
腐敗防止
パラペン
安息香酸
サリチル酸
フェノキシエタノール
イソチアゾリン

 

トリートメント剤に使用されている代表的な成分

成分 全成分表示の表示名

(代表例)

    特徴
カチオン界面活性剤 ステアルトリモニウムプロミド
セトリモニウムプロミド
ステアルトリモニウムクロリド
セトリモニウムクロリト
静電気防止作用
毛髪をやわらく
しっとりさせる作用がある
クリーム基剤 セテアリルアルコール
セタノール
クリーム状トリートメントの
ベース剤。
ノニオン界面活性剤 オリーブ油、ホホバ油
アボカド油、スクワラン
ミリスチン酸イソプロピル
イソステアリルアルコール
オレイルアルコール
油性成分を可溶化
乳化する作用がある
コンディショニング剤
油性・脂性成分
オリーブ油、ホホバ油
アボガド油、スクワラン
ミリスチン酸イソプロピル
イソステアリルアルコール
オレイルアルコール
卵黄油、ラノリン
ダイズステロール
コレステロール、セラミド3
油性成分を補い
しっとりなめらかにする
作用がある。
毛髪にツヤを出す
コンディショニング剤
シリコーン
高分子ポリマー
ジメチコン
ポリクオタニウム-10
キトサン
滑り感を高める作用がある
毛髪保護効果がある
加水分解タンパク
アミノ酸成分
加水分解ケラチン
加水分解コラーゲン
加水分解シルク
加水分解コムギ
加水分解ダイズタンパク
グルタミン酸、アルギニン
毛髪保護効果
弾力効果
保湿効果がある
pH調整剤(酸) リンゴ酸、クエン酸
乳酸、コハク酸
pHコントロール効果
アルカリ中和作用がある

 

トリートメントは髪のどこにつければ良いか?

毛髪のダメージは毛先に行くほど大きくなっています。
毛先はキューティクルがなく、
毛先内部がむき出しになって、毛先から毛髪内部のタンパク質が流れ出してしまいます。

そのため、トリートメントは毛先中心に揉み込むようにつけ、
コンディショニング成分を補給し、キューティクルのバリア機能をカバーします。

髪乾燥トリートメント

パーマやヘアカラーをしていなくても、生まれつき水分が少なくパサつきやすい髪質もありますが、
エアコンなど生活環境の影響でパサついている場合もあります。

夏の紫外線や室内の冷暖房、除湿機の使用などで、乾燥が起きます。


肌の保湿に気をつけるのと同じように、毛髪にうるおいを守るためににも日頃の保湿ケアをしましょう。

しっとりタイプのトリートメントに変えたり、放置時間をしっかり置いたり、乾燥しやすい
毛先にはたっぷりと栄養補給をしましょう。

また、夏の紫外線には、肌に日焼け止めを塗るのと同じように、毛髪にも紫外線防止のUVカットスプレーがベストです。

リンス・コンディショナー・トリートメント・マスク・何が違うのか?

リンスは主に毛髪表面に作用し、トリートメントは主に毛髪の表面〜内部に作用します。
コンディショナーはリンスにトリートメントの効果を少し持たせたようなイメージで、
毛髪の表面〜内部に作用します。

トリートメントやマスクは、カチオン界面活性剤や油剤が毛髪の表面に吸着し、
毛髪をなめらかにします。

また、油分やアミノ酸、毛髪保護タンパクが毛髪内部に浸透し、

毛髪を健やかな状態にします。

これらの成分を求める質感やダメージに合わせて使い分けます。

 

リンス 毛髪表面のキューティクルを整え
滑りや滑らかさを与える
コインディショナー 毛髪表面を整え
内部にコンディショニング成分を与える
トリートメント 毛髪内部にしっかりと
コンディショニング成分を補給し
毛髪を健やかにする
マスク 傷んだ部分を高濃度の
コンディショニング成分で
週1〜2回集中的に補修する

美容室サロントリートメントと市販のトリートメントはどのような特徴があるのか?

サロントリートメント

美容室サロントリートメントは、お客様が求める髪の仕上がりを重視するために、
髪質やダメージレベルに応じて数種類の薬剤を合わせて理想のトリートメントをブレンドしてお客様の毛髪に塗布してダメージケアをします。

さらに、プロの美容師の技術を組み合わせることによって、毛髪補修成分をしっかりと髪の内部に導入し、
毛髪を集中的に補修することができます。

市販トリートメント

市販のトリートメントの中にも、集中ケアをうたった商品を見かけるようになりました。
市販の集中ケアトリートメントは数日に1回使用し、数週間かけて毛髪を補修します。

市販の集中ケアトリートメントは、使い勝手のよさを重視するために、
1剤式のものが多く、お客様の髪質やダメージ状態、使用方法に左右されず、
より多くの消費者が平均的な仕上がりを得られるように設計されています。

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