髪のダメージわかると簡単に自宅でケアできる

毛髪のダメージのプロセス

毛髪の損傷は、外部環境からの刺激や施術などによる物理的・化学的なダメージによって毛髪の外部から内部へと及びます。

ダメージの進行

①pHがアルカリ性に傾く

②細胞膜複合体(CMC)の損傷
③キューティクルがダメージを受ける→はがれる
④コルテックス内部の間充物質がダメージ→溶け出る→空洞化
⑤親油性(撥水性)→親水性への変化

ダメージ原因

ヘアカラー・パーマによるダメージ

ヘアカラー、パーマなどの薬剤によるダメージを
ケミカルダメージ(化学的なダメージ)と言います。

アルカリ剤や還元剤などの成分により、キューティクルがはがれ、
毛髪内部の間充物質などが流出してしまうのが主なダメージです。

ヘアカラーやパーマなどの薬剤により、CMC(細胞膜複合体)が損傷を受ける(=なくなる)と、
キューティクル同士をつなぐ接着剤がなくなるためキューティクルがはがれてしまいます
(触ってザラザラするところがダメージを受けている箇所で、この部分はキューティクルが少なくなっています)。
キューティクルがはがれると、毛髪内部の間充物質が流れ出てしまいます。

紫外線によるダメージ

肌が紫外線を浴び続けると日焼けをしてやけどのような状態になるように、毛髪もやけどをしてしまいます。
紫外線を浴び続けることでキューティクルが損傷を受け、はがれやすくなります。

また、メラニン色素も紫外線の影響を受けて、毛髪が少しずつ変色します。

熱によるダメージ


アイロンなどの熱により、毛髪はタンパク変性を起こしてしまいます。
キューティクルが熱により固められ、毛髪内部のタンパク質も固まってしまいます。
例えるなら、生卵をフライパンで焼いて、目玉焼きを作るようなものです。

シャンプー・ブラッシングによるダメージ

シャンプーやブラッシングによるダメージは主に物理的なダメージです。
過度なシャンプー、ブラッシングによりキューティクルがはがれてしまうことでダメージにつながります。

ヘアカットによるダメージ


ヘアーカットはカットした毛髪の断面にはキューティクルがなく、
毛髪内部がむき出しの状態です。
毛先がパサつくのは、毛髪内部の間充物質などが流出しやすくなっているためです。

シャンプー後の自然乾燥によるダメージ

毛髪が濡れている状態は毛髪内部の水素結合が切れている状態です。

水素結合が切れると毛髪はやわらかくなり、とてもダメージを受けやすく、摩擦などでキューティクルがはがれてしまいます。

キューティクルがはがれるとダメージになりますので、
シャンプー後はすぐに乾かすのが良いです。

ダメージケアの対策

毛髪ダメージ修復理論

①コルテックス内部の間充物質の補給と定着→空洞をなくす
②細胞膜複合体(CMC)の補給と定着化→接着化
③キューティクルの再生→擬似キューティクル化
④pHバランスを保つ(弱酸性に戻す)
⑤親水性→親油性(撥水性)に戻す

自宅でのケアアドバイス

①毛髪の状態に合わせたヘアケア剤を選ぶ。
ex:弱酸性シャンプー剤でヘアカラー、パーマの持ちをアップする
②パーマのスタイリングは、下から持ち上げるように
③過剰なブラッシングをしない、キューティクルがはがれ、毛髪内部の成分が流出しやすくなります。

トリートメントは毛先中心につける。


毛髪のダメージは毛先にいくほど大きくなっています。

毛先はキューティクルがなく、毛髪内部がむき出しの状態で、
毛先から毛髪内部のタンパク質が流れ出してしまいます。

そのため、トリートメントは毛先中心に揉み込むようにつけ、
コンディショニング成分を補給し、
本来持っているキューティクルのバリア機能をカバーしましょう。

毛髪は水と一緒に成分が内部に入り込む

毛髪の特徴として水と一緒にトリートメントは髪の内部に入り込む習性がありますので、
トリートメントを毛先につけたらタオルを熱いお湯ですすぎ頭にターバンとして巻きつけて時間を5〜10分起きましょう。

タオルの水分と一緒にトリートメントが髪の内部に浸透します。

( タオルの水分は多めに)

美容室でトリートメントを経験されたことがある人なら、
トリートメントを髪に揉み込んでつけた後にスチーマーを使って頭全体に水蒸気をつけているのを経験されたか、

見たことがないでしょうか?

髪の毛の習性は水と一緒に内部に入り込むという習性を利用して自宅でも有効的なトリートメントの仕方を試してみてください。

髪のダメージ対策シャンプー・トリートメント選び

毛髪の修復にはキューティクル、毛髪内部に必要な成分の補給が髪のダメージ対策になります。

効果ある2種類のシャンプー・トリートメントをご紹介します。

ともに美容室と製造メーカーが協力して開発されたダメージに効果がある
シャンプー・トリートメントです。

1つめはPink Cross アロマシャンプー・トリートメント

    
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2つめはラフィシャンプー・トリートメント

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髪の毛の構造

キューティクルの構造と役割

キューティクルは毛髪のダメージに大きく関わっており、
毛髪内部の間充物質などを流出させない役割(ふた)と毛髪内部を守る
(盾)の役割を持っています。
そのためキューティクルがはがれ落ちてしまうと、ダメージは急速に進行していきます。

通常は4~6枚のキューティクルより成り立ち、構造は8層構造になっています。
8層構造の間にCMCが接着剤の働きでふっついています。

細胞膜複合体(CMC)の構造と役割

細胞膜複合体(CMC)はキューティクルの間から毛髪内部まで伸びており、人に例えると身体中に張りめぐされている血管のような存在であり、
パーマ、ヘアカラーなどの薬剤や水分などの通り道となっています。

①水やヘアカラー、パーマなどの薬剤の通り道
②キューティクル同士、キューティクルとコルテックス細胞、コルテック
ス細胞同士を接着させる
③間充物質の流出を防ぐ
④水分を保ち、毛髪に柔軟性を与える
⑤ヘアカラーの染まりやパーマの係りに影響がある部分と考えられる

コルテックスの構造と役割

コルテックスは毛髪の持つ「しなやかさ」や「弾力」などを作り出している部分であり、キューティクルの内側にあるコルテックス細胞やCMCの集合体です。
①コルテックス(毛皮質)
②コルテックス細胞(皮質細胞)
③間充物質(マトリックス)

間充物質(マトリックス)の働き

 

間充物質にはフイブリルの接着剤としての働きだけでなく、他にも役割があります。
①毛髪に潤いと弾力性を与える
②間充物質の移動でパーマがかかる
③間充物質がヘアカラーの染料をとどめる

間充物質が流出すると、毛髪にツヤやハリ感がなく、パーマがかかりにくくなったり、ヘアカラーの褪色が早かったりします。

この間充物質がパーやヘアカラーをする上でとても重要。

まとめ

毛髪のダメージは表面のキューティクルから始まり、
内部の成分が流出して髪の毛が空洞化してダメージします。

修復には空洞化した髪の毛の中に必要な成分を補給してあげることが必要です。

あとは、効果のあるシャンプー・トリートメントで自宅でのケアが望ましいです。
Pink Cross
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